日本漢方製薬では、お客様に安心して商品をご使用いただけるように、品質管理部門と品質保証室が協力し、原材料の受け入れから商品が使用されるまでのあらゆる段階での品質を管理し、「現場」、「現実」、「現物」に基づき製造現場と一体となった高いレベルの品質管理を目指しています。
不良品を「入れない」、「作らない」、「出さない」ために。
品質管理部門では原材料の受け入れから製品出荷に至る間で、様々な試験を実施し、工場に不良品を入れない、工場で不良品を作らない、出さないように徹底した管理を行っています。
HPLC(高速液体クロマトグラフィー)、GC-MS(ガスクロマトグラフィー質量分析計)、AAS(原子吸光分光光度計)などの機器分析や微生物検査、官能検査を駆使して、工場で使用するすべての原材料について自社で品質確認を実施し、また製品については設定された基準に適合しているかの厳密な検査を行っています。
分析機器の精度を保つためには、その管理体制も重要です。日本漢方製薬では外部の専門機関に定期的に機器点検や秤、センサー類の校正を依頼しているほか、月次の定期点検や使用前の日常点検を行うなど徹底した保守体制をもって、分析精度の維持に取り組んでいます。
製造部門と一体となった、安全への取り組み。
各工場では意欲的に5S活動、一般衛生管理に取り組んでいます。
これらの活動は整理整頓、手洗い、機器・設備の管理、防虫防鼠など一つ一つはそれほど難しいものではありませんが、継続的にすべてを徹底していくことは簡単なものではありません。
品質管理部門では現場巡回による衛生環境の維持活動や従業員への手洗い指導、より高度な衛生管理を目指すための勉強会などを行い、品質管理部門と製造部門が一体となった製品作りに努めています。
お客様に安心・安全を提供するために。
お客様から品質保証室に寄せられる問い合わせや相談の中には、分析が必要となる内容が含まれている場合もあります。そのような場合にはFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)やマイクロスコープを使用した分析を行うと共に、第三者機関とも協力し、万全の体制を整えています。