日本薬科大学薬学研究科博士後期課程に在籍の当社代表黄清敏氏は、第81回日本公衆衛生学会総会に参加し、「LMDI法を用いた日本の公立病院の医業費用推移の要素分解分析 」と題した口頭発表を行いました。新型コロナウイルス感染症が発生して以来、初めて現場での学会発表でした。日本公衆衛生学会は全国の公衆衛生研究者や実務者らが参加する最大規模の学術集会であり、今年は1000演題を超える発表があったと言われています。
- 学会名:第81回日本公衆衛生学会総会
- 開催期日:2022年10月7日(金)~9日(日)
- 場所:山梨県甲府市 山梨県立県民文化ホール他
「LMDI法を用いた日本の公立病院の医業費用推移の要素分解分析」
黄清敏, 竇毅(東京大学)*, 新井一郎(日本薬科大学)**
* https://researchmap.jp/douyi
** https://www.nichiyaku.ac.jp/course-information/teacher/detail/887
- 概要:
- 日本における公立病院の医業費用の長期推移に対し、LMDI法(Logarithmic Mean Divisia Index )を用いた要素分解分析により、医業費用の長期推移を導いた要因を明らかにし、病院経営赤字を緩和するための基礎資料とします。結果では、公立病院改革による患者の絞り込みは医業総費用を抑制し、病院の経営効率化につながったと分かったが、2010年以降の薬品費の大きな上昇が医業費用水準を押し上げ、医業収支のバランスを崩しました。今後は、薬品費の長期上昇を抑させる対策に力を注ぐ必要があると提言します。この研究発表を通じて、近年医薬品の価格変化と公立病院の経営状況との関連度を再認識できました。
- 参考URL:
- 一般演題(口演)一覧 - 第81回日本公衆衛生学会総会
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発表の様子
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参加の様子
- 当社概要:
- 当社は日本漢方製薬事業の専門会社として、漢方製薬に関する食品原料販売・医薬品原料販売及び医薬部外品・健康食品・化粧品等の製造、販売を行っております。